scrap’s blog

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はじめて考えるときのように

 

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 (PHP文庫)
 

 

「考える」を考えた、哲学入門。

普段なんとなく使う「考える」も、哲学なら1冊の本になる。

 

感想

枕元に置いておきたい本だった。

文章構成は文系そのもの。なかなか結論が出てこないのでヤキモキする。

ふだん誰しもが無意識にしていることだからか、文節の端々に身に覚えのある光景が広がる。

ただ、アスペならではの反論もある。僕は考えるときに言葉に頼る配分は半々だ。

残る半分は映像だったり音だったり、そんなんで考える。言葉が外部からもたらされる可能性の塊ならば、映像や音などの想像は自身の可能性の塊だ。

抽象化という意味ではさして変わらないかもしれないけど。

 

延々と続くウンチクに疲れる。

話自体は興味を引くが、読み物としての読みやすさに欠ける。

退屈に耐え、挿絵のストーリーに心を癒し、ひたすら読み進める。

総じて「もったいない」という印象が強い。もう少し読みやすい文章だったなら、もっと素敵な心象だったろうに。

 

ペンとノートを片手にもう一度熟読したい気がする一方、読みづらさからその機会は訪れないだろうなぁ。

 

次は知的な老い方を読みます。

知的な老い方 (だいわ文庫 E 289-4)