scrap’s blog

If you like water, you already like 72% of me.

過去に戻りたくない(再掲

人生をやり直したいと考えることは多い。

「あの時ああしていれば」「あの頃、今のような考えを持っていたなら」

後悔とやるせなさが尽きない。

 

やり直したいと思う多くの人は、現状に満足していないだろう。

今の自分は、これまでの自分の積み重ねだ。

それを理解しているからこそ、現状からの改善は困難に思える。

だからリセットできるものならそうしたい。

大体がこんな感じじゃないだろうか。

 

戻りたい時期が庇護されている時期ならば、無条件に安心できる日々だったり、心から楽しむ感覚をもう一度味わいたいというのもあるかもしれない。

けれどそれすら、現状が恙無いものならそこまで強く願うことはないだろう。

 

ところで、僕は戻りたいと思う反面、戻りたくないとも思う。

振り返り過去にいる自分は、愚かな人間だ。

でも、愚か者なりに精一杯やってきたことを、誰よりも僕が知っている。

たとえ成果が伴わなくても、誰に認められなくても、僕はその頃の自分を誇りに思う。

 

今、戻れたならばきっとより良い選択と努力ができるように思える。

その頃自分を理解していなかった*1ために多くの選択を間違い、誤った努力を続けていたのが残念に思えるからだ。

けれどその愚か者は、愚か者なりに直向きに、真摯にその時を生きていた。

戻った僕は、彼と同じように悩み苦しみ、挫けずに生きれるだろうか。
奇跡的に解決させた問題を、命運を左右する選択を、瀕死の淵から自らを救ったその行動を、当時と同じように見逃さず立ち向かえるだろうか。まして、より良い方向へ結びつけることなんてできるだろうか。

・・・自信は持てない。

誰がなんというとその時は本物だったし、それ以上は求められなかったように思う。

 

彼が導いた未来が今なら、僕は今を生きるべきだ。

その行動に報いるために。
かつての彼と同じように、直向きに、真摯に。

愚か者の今は、多分これからも、ずっと変わらずカンタンな出来事に躓き、どうでもいい問題に悩み、無駄な行動をして、選択を誤っているかもしれない。

でも、多分それでいい。

また10年もして、多分今に戻りたいと思うこともあるだろう。

その時の自分に、今と同じように戻って来させる隙を見い出させないようにしよう。

 

 

それでも戻りたい君へ。

君は今10年後からやり直しに戻ってきたんだよ

過去に戻りたいと後悔の念を、さらに10年積み重ね続けた未来から。

残念ながら未来の記憶は残っていないようだけど・・・さぁ、これからどうする。

*1:発達が遅かった