未だに高校生の頃の夢を見る。
最高の高校だった。
もう一度戻りたいかと問われればYesと答えるが、未練や悔いはそんなに残してきていない。
そのはずなのに。
夢を見る理由の一端は分かっている。
夢の中の僕は自由なんだ。
高校生以外の夢でも、それは同じだ。
思えば、僕が自由であった最後の期間が、ちょうどその頃だったのかもしれない。
高校生の頃といえば、「仮面をつけて生活している」と自覚した時期と重なる。
だんだんと仮面をつけている時間が増え、今に至るのでしょう。
仮面の下を誰にも見せずに、もう十数年経つ。
今では仮面が僕だ。
これは別に問題のある成長ではないと思う。
誰かに確かめたことはないけど、きっと大人へ過程の一部だ。
それまでの人生で、僕は最大限他人を尊重し自分を抑圧する処世術を得た。ただそれだけのこと。
僕が本心を口に出すことはない*1
本心を話すべき状況があることはわかっている。
でもそれは得てきた経験とは反するもの。
心を納得させられるだけの衝撃的な体験との出会いは、今のところ望めそうにもない。
*1:ここは例外。だって僕の胸の内だからね